お金を貯めるのが好きなのに、ケチにはなりたくない

お金の考え方

お金を貯めるのが好きだ。

銀行口座の残高を見るのも好きだし、資産管理アプリを開いて、現在の資産額を眺めるのも好き。

投資信託の評価額が増えていると嬉しいし、配当金が入ってくるのも嬉しい。

「今月もこれだけ増えたな」と確認して、ひとりでニヤニヤしている。

我ながら、かなり健全な趣味だと思っている。

ところが、そんな私には一つだけ、気をつけていることがある。

ケチにはなりたくない。

お金を貯めることと、使わないことは違う

お金を貯めるのが好きだからといって、何でもかんでも我慢したいわけではない。

むしろ私は、

「ここは使っていいお金」

と判断したら、比較的あっさり使う方だと思う。

子どもが生まれる前も、生まれてからも、毎年旅行に行っている。

旅行は決して無料ではない。

交通費もかかるし、ホテル代もかかる。

子どもが小さい今は、大人だけの旅行よりも何かとお金がかかることもある。

それでも、旅行にはお金を使いたい。

家族で普段とは違う場所へ行って、子どもが楽しそうにしているのを見る。

その時間にお金を払うことは、私にとって「浪費」ではない。

むしろ、使ってよかったと思えるお金だ。

友人とアフタヌーンティーを楽しむのも好きだ。

ちょっといいものを食べながら、普段できない話をする。

これだって、資産額だけを見ればお金は減る。

でも、そこで得られる楽しさや思い出まで含めれば、十分に価値があると思っている。

「安いから買う」は、あまりしない

一方で、筆者は所有欲がそれほど強くない。

ブランド品をたくさん持ちたいとか、家に物をいっぱい置きたいというタイプではない。

私物はかなり少ない方だと思う。

だから、

「セールだから買っておこう」

「安いから、とりあえず買っておこう」

という買い物はあまりしない。

安いことと、欲しいことは別だからだ。

1000円のものを買っても、それが必要なければ1000円を失う。

逆に、少し高くても本当に気に入ったものなら、長く大切に使える。

だから筆者は、物については「量」より「気に入っているか」を大切にしている。

気に入ったものには、ちゃんとお金を使う

所有欲が少ないからといって、何も買わないわけではない。

気に入ったものを見つけたら、ちゃんと迎え入れる。

そして、買ったからには大切に使う。

これは投資にも少し似ている気がする。

「安いから」という理由だけで買うのではなく、

「自分にとって価値があるか」

を考える。

その結果として、買わないこともあるし、逆に多少高くても買うこともある。

お金を使うこと自体が悪いわけではない。

問題は、何にお金を使ったのか、自分自身が納得できるかどうかなのだと思う。

お金を貯めることが目的になってしまう怖さ

資産形成を続けていると、ときどき不思議な感覚になる。

資産額が増える。

嬉しい。

もっと増やしたくなる。

そして、また貯める。

もちろん資産が増えていくのは嬉しい。

でも、ここで一歩間違えると、

「お金を使う=資産が減る=悪いこと」

という感覚になってしまう。

これはちょっと怖い。

お金は、使うための道具でもあるからだ。

将来のために貯めることは大切。

老後のため。

子どものため。

住宅のため。

いざというときのため。

目的があって貯めるのは、とても大事なことだと思う。

でも、将来のために今を全部犠牲にしてしまったら、それはそれで少し違う気がする。

「いつか使う」の「いつか」は、いつなのか

資産形成をしていると、

「もっとお金が貯まってから」

と思う場面がある。

もう少し余裕ができたら旅行に行こう。

もう少し資産が増えたら、欲しいものを買おう。

もう少し貯まったら、ちょっと贅沢しよう。

もちろん、それが必要な場合もある。

ただ、「いつか」が永遠に来ない可能性もある。

人生には、今しかできないこともある。

子どもが小さい時期にしかできない旅行もあるだろうし、友人と気軽に会える時間だって永遠ではない。

だから筆者は、将来の自分にお金を送るだけではなく、今の自分や家族にも適切にお金を使いたいと思っている。

お金の使い所を見失いたくない

結局、大切にしたいのは「節約すること」でも「散財すること」でもない。

お金の使い所を見失わないことだ。

どうでもいいものには、できるだけお金を使わない。

でも、大切な人との時間や、自分が本当に楽しみにしていることには、ちゃんとお金を使う。

この線引きは、人によって違うと思う。

旅行が好きな人もいれば、車が好きな人もいる。

趣味にお金をかけたい人もいるし、家を充実させたい人もいる。

何に価値を感じるかは、それぞれ違っていい。

私の場合は、物より思い出にお金を使うことが多い。

だから旅行には使う。

友人との楽しい時間にも使う。

家族が笑顔で過ごせることにも使う。

その一方で、所有欲があまりないので、物を大量に買うことにはあまり興味がない。

だから結果的に、お金が貯まりやすいのだと思う。

貯めるのが好き。でも、貯めるだけの人生にはしたくない

資産管理アプリを開いて、数字が増えているのを見るのは今でも好きだ。

たぶんこれからも好きだと思う。

「今月も頑張ったな」と、資産額を眺めてニヤニヤする。

それ自体は、これからも続けたい。

でも、その数字を増やすことだけが人生の目的になってしまうのは避けたい。

お金は人生を豊かにするための道具であって、人生そのものではないからだ。

将来の自分に送金することも大切。

同じくらい、今の自分や家族のために使うことも大切。

筆者はそのバランスを大事にしたい。

お金を貯めるのが好き。

でも、ケチにはなりたくない。

貯めるところは淡々と貯めて、使うべきところでは気持ちよく使う。

今のところ、これが筆者にとって一番しっくりくるお金との付き合い方だ。

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