「iDeCoって知ってる?」
仕事からの帰り道、電車の中での先輩との雑談。
今思えばあれが筆者と投資との出会いのきっかけでした。
正直、それまでの私はiDeCoという言葉すらうろ覚えで、投資とは無縁の生活をしていました。
今でこそ投資信託や高配当株、IPOなどにも手を出していますが、投資の入口になったのはiDeCoです。
当時の筆者は、お世辞にも投資に詳しいとは言えませんでした。
むしろ投資には少し怖いイメージすら持っていました。
お金が減るかもしれない。
知識がある人だけがやるもの。
そんな印象です。
それでもiDeCoを始めたのは、新卒で入った職場の先輩の一言がきっかけでした。
投資ガチ勢だった先輩の一言
新卒で入った職場に、今思えばかなり投資に詳しかった先輩がいました。
当時の筆者はそのことに気づいていませんでした。
ただ、お金の話に詳しい人だな、という印象はありました。
そんな先輩から、
「iDeCoやってる?」
と聞かれたのです。
正直、その時点ではiDeCoが何なのかもよくわかっていませんでした。
ただ、
- 税制優遇がある
- 老後資金になる
- 年金みたいなもの
という説明を受けて、
「それならやってみようかな」
と思いました。
今振り返ると、かなり軽い動機です。
でも、その軽い一歩が投資人生のスタートになりました。
NISAは少し怖かった
当時、NISAの存在も知っていました。
ただ、なぜかNISAの方が怖かったのです。
NISAには「投資」というイメージがありました。
株価が上がるとか下がるとか。
利益が出るとか損をするとか。
そういう世界に足を踏み入れる勇気がありませんでした。
一方でiDeCoは違いました。
老後資金。
年金。
税制優遇。
そんな言葉が並んでいたので、投資というより将来のための積立のように感じたのです。
実際にはiDeCoも立派な投資なのですが、当時の筆者にとっては心理的なハードルが低かったのでしょう。
正直、最初はよくわかっていなかった
今だから言えますが、始めた当初はほとんど理解していませんでした。
どの商品を選べばいいのか。
どんな仕組みなのか。
投資信託とは何なのか。
正直あまりわかっていませんでした。
税制優遇があるらしい。
将来のためになるらしい。
そんな程度です。
投資系のSNSを見ると、
「勉強してから始めるべき」
という意見も見かけます。
もちろん勉強は大事です。
でも筆者の場合、勉強する前に始めてしまいました。
そして結果的には、それで良かったと思っています。
もし完璧に理解するまで待っていたら、おそらく何年も始められなかった気がするからです。
続けているうちに少しずつ勉強した
もちろん、何も考えずに続けていたわけではありません。
投資を続けるうちに少しずつ勉強もしました。
投資信託について調べる。
資産配分について学ぶ。
世界株式とは何かを知る。
そんなことを少しずつ覚えていきました。
そして運用商品も見直しました。
最初に選んだ商品が、その時点の自分にとって最適だったとは限りません。
勉強していく中で、
「こちらの方が自分の考え方に合っているな」
と思うものも出てきました。
リバランスも行いました。
投資を始めた頃の筆者からすると、リバランスなんて言葉すら知りませんでした。
それでも続けているうちに学び、少しずつ改善していくことができました。
完璧なスタートではありませんでしたが、続けていたからこそ修正もできたのだと思います。
iDeCoのおかげで投資が身近になった
振り返ると、iDeCoの一番大きな価値は運用成績だけではなかった気がします。
投資を身近なものにしてくれたことです。
iDeCoを始めたことで、
投資信託に興味を持ちました。
NISAにも興味を持ちました。
FPの勉強にもつながりました。
高配当株やIPOにも興味を持つようになりました。
もしiDeCoを始めていなかったら、今でも投資は遠い世界の話だったかもしれません。
完璧な知識より、小さな一歩
投資を始める前の筆者は、
「もっと勉強してから」
と思っていました。
でも実際には、始めたから勉強するようになった部分もあります。
もちろん無計画に始めることを勧めたいわけではありません。
ただ、
完璧な知識がなければ始めてはいけない。
そう考える必要もないと思っています。
少し興味がある。
少し気になる。
そのくらいでも十分です。
実際、筆者自身がそうでした。
よくわからないまま始めたiDeCoが今も続いている
今振り返ると、
iDeCoを始めた頃の筆者は投資初心者そのものでした。
商品選びもよくわかっていませんでした。
投資信託の仕組みも理解していませんでした。
それでも続いています。
途中で勉強もしました。
リバランスもしました。
投資への考え方も変わりました。
でも、一番大きかったのは最初の一歩を踏み出したことだったように思います。
よくわからないまま始めたiDeCo。
それでも続けてきたことで、お金との向き合い方は確実に変わりました。
今思えば、その先輩にはiDeCoだけでなく、ふるさと納税のことも教えてもらいました。
当時は「詳しい人なんだな」くらいに思っていましたが、振り返ると筆者がお金に興味を持つきっかけをたくさん与えてくれた人だったように思います。
もしあの時、先輩の話を聞いていなかったら、今でも投資や税金のことをよくわからないまま過ごしていたかもしれません。
もしあの時、先輩の話を聞き流していたら。
もし完璧に理解するまで待っていたら。
今の筆者は投資をしていなかったかもしれません。
そう考えると、あの日の何気ない会話に少し感謝したくなります。

