ポイ活で「当選」という言葉が好きになった

ポイ活

「当選しました」

この言葉を、ポイ活を始める前の筆者はあまり身近に感じていなかった。

宝くじや懸賞ならともかく、普段の生活で「当選」を意識する機会なんて、そうそうない。

ところがポイ活を始めてから、この言葉が妙に好きになった。

きっかけは、アンケートの先にある調査案件である。

ポイ活には「その先」がある

筆者が普段取り組んでいるのは、主にアンケートだ。

スマートフォンに届いたアンケートに回答すると、数円から数十円程度のポイントがもらえる。

一件あたりの金額は小さい。

しかし、そのアンケートの中には、ときどきこんな質問が混ざっている。

「この後の調査に参加してみたいですか?」

会場調査。

オンラインインタビュー。

ホームユーステスト。

郵送調査。

座談会。

普段のアンケートとは違う、少しまとまった謝礼がもらえる調査である。

筆者は興味があるものには「参加したい」と回答している。

ただし、ここで申し込めば必ず参加できるわけではない。

回答者の中から、調査の条件に合う人が選ばれるからだ。

つまり、アンケートの先にはちょっとした「選考」がある。

そして、一本のメールが届く

調査に申し込んだことを、しばらく忘れていることもある。

そんなある日、メールが届く。

件名を見て、

「お?」

となる。

調査会社からの連絡だった。

内容を確認すると、参加の案内。

この瞬間が好きだ。

普段なら数円、数十円のアンケートを地道にこなしている。

それが一通のメールによって、数千円規模の調査参加へと変わる。

「ご参加いただけることとなりました」

という文章を見ると、やっぱり嬉しい。

たった一通のメールなのに、その日のちょっとしたイベントになる。

突然の電話というパターンもある

さらに面白いのが、電話で連絡が来るケースだ。

スマートフォンに見慣れない番号から着信がある。

普通なら、

「営業電話かな」

と少し警戒する。

ところが出てみると、調査会社からだったりする。

「先日ご回答いただいたアンケートについて……」

ここで、

「もしかして、あの案件か?」

と記憶をたどる。

参加条件などを確認して、問題がなければそのまま参加へ。

メールとは違い、電話の場合は突然その場で話が進んでいく。

これもまた、ポイ活のちょっとした面白さだと思う。

「当選」は、ただの運ではない

調査案件の参加者は、単純なくじ引きで選ばれているわけではない。

年齢。

居住地域。

家族構成。

職業。

商品の利用状況。

最近の購入経験。

調査によって必要な条件はさまざまだ。

だから、事前アンケートでいくつもの質問に答えても、その後何も連絡がないことは珍しくない。

反対に、自分がちょうど調査対象の条件に当てはまったときには、参加の案内が届く。

この仕組みを知っていると、外れてもそれほど気にならなくなる。

「今回は条件が違ったんだな」

くらいに考えられるからだ。

そして、たまに届く参加決定の連絡が、より嬉しくなる。

高単価案件に当たると、ちょっとした達成感がある

筆者はこれまで、会場調査やオンラインインタビュー、ホームユーステストなどにも参加してきた。

こうした案件は、一般的なアンケートよりも拘束時間が長い。

その代わり、謝礼も大きくなる。

例えば30分から1時間程度の調査で、数千円の謝礼がもらえることもある。

もちろん、ただ「当選したからお金がもらえる」という話ではない。

実際に商品について話したり、サービスを体験したり、アンケートにじっくり回答したりする。

それでも、自分が普段何気なく答えているアンケートが、こうした調査につながっていると思うと面白い。

「この案件、応募しておいてよかったな」

と思う瞬間である。

ポイ活には、小さなゲーム性がある

筆者がポイ活を長く続けられている理由の一つは、こうした偶然性なのかもしれない。

普通のアンケートなら、回答すればポイントがもらえる。

これは「作業」に近い。

一方、調査案件には、

「今回は選ばれるかな」

という要素がある。

応募して、待つ。

そして結果が届く。

この流れに、ちょっとしたゲーム性がある。

もちろん、外れることも多い。

だからこそ、選ばれたときの喜びがある。

毎回高単価案件に参加できるなら、それはもはや「当たり前」になってしまうだろう。

たまにやってくるからこそ嬉しいのである。

ポイ活を続ける理由は、ポイントだけではない

ポイ活を始めた目的は、もちろんお金だった。

少しでもお小遣いが増えればいい。

そんな気持ちで始めた。

今でもポイントが増えるのは嬉しい。

ただ、長く続けていると、それだけでは説明できない楽しさも出てくる。

アンケートに答えているうちに、自分が知らなかった調査方法を知る。

その中から興味のあるものに応募する。

そして、忘れた頃に参加の連絡が来る。

場合によっては、そこから実際の調査に参加する。

一つのアンケートが、思わぬところまでつながっていく。

これが面白い。

「当選」という言葉の響きが好き

考えてみれば、「当選」というのは不思議な言葉だ。

何か特別なことを成し遂げたわけではない。

ただ、条件が合って選ばれただけ。

それでも、

「当選しました」

と書かれていると、ちょっと嬉しくなる。

ポイ活を始める前には遠かった言葉が、今ではスマートフォンのメールボックスに普通に現れる。

それだけでも、ポイ活を始めてよかったと思うことがある。

おわりに

ポイ活というと、「月にいくら稼げるか」という話になりやすい。

もちろん収入も大切だ。

筆者自身、毎月のポイ活収入を記録しているし、高単価案件に参加できれば素直に嬉しい。

ただ、ポイ活の魅力はそれだけではないと思う。

数円のアンケートに答える。

その中から気になる調査に応募する。

しばらく待つ。

そして、ある日突然メールが届く。

あるいは、見知らぬ番号から電話がかかってくる。

そこで、

「参加いただけることになりました」

と告げられる。

この小さな出来事が、地味なアンケート生活にちょっとした刺激を与えてくれる。

だから筆者は、今日もアンケートに答える。

ポイントを貯めるためでもある。

もちろん、それが一番の目的だ。

でも、心の片隅では少しだけ期待している。

「このアンケートの先に、また『当選』があるかもしれない」

そんな小さなワクワクも、ポイ活を続ける理由の一つなのである。

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