会場調査に参加すると、最後に待っていることが多いものがある。
自由回答だ。
商品を試した感想。
サービスを利用して感じたこと。
パッケージの印象。
改善してほしい点。
決まった選択肢では答えられない部分を、自分の言葉で書いていく。
ポイ活を始めた頃の筆者は、「正解を書かなければいけない」と思っていた。
でも何度も参加するうちに、そうではないことが分かってきた。
企業が知りたいのは正解ではない。
具体的な感想なのだ。
「おいしかった」だけでは足りない
例えば食品の調査なら、
「おいしかったです。」
これだけでは終わらないことが多い。
「どこがおいしかったですか?」
「どんな味でしたか?」
「普段食べている商品と比べるとどうですか?」
そんなふうに、スタッフから追加で聞かれることがある。
あるいは、
「もう少し詳しく書いていただけますか?」
と、追記をお願いされることもある。
最初の頃は何度か経験した。
悪いことをしたわけではない。
でも、「伝わっていなかったんだな」と少し反省した。
自由回答は作文ではない
会場調査の自由回答は、上手な文章を書く場所ではない。
企業が知りたいのは、
「実際にどう感じたか。」
だから、
「なんとなく良かった。」
ではなく、
「甘さは控えめで食べやすくてよかった。ただ後味は少し人工甘味料のような風味が残ったため、その点で好みではなかった。」
くらいまで具体的だと伝わりやすい。
「使いやすかった。」
だけではなく、
「ボタンが大きく、片手でも操作しやすかった点がよかった。」
と書く。
難しい表現は必要ない。
普段感じたことを、少しだけ具体的にする。
それだけで伝わり方は大きく変わる。
主語と目的語を意識するようになった
何度か調査へ参加するうちに、筆者自身も少しずつ書き方が変わってきた。
主語が抜けていないか。
何について書いているのか分かるか。
抽象的になっていないか。
そんなことを自然と意識するようになった。
これは会場調査だけではなく、仕事でも役に立っている気がする。
「伝わる文章を書く。」
会場調査は、そんな練習にもなっているのかもしれない。
一発OKだと、ちょっと誇らしい
そして最近、密かにうれしい瞬間がある。
自由回答を書き終え、スタッフへ提出する。
スタッフが内容を確認する。
「あ、大丈夫です。」
その一言で終わる。
追記なし。
質問なし。
修正なし。
たったそれだけなのに、
「よし。」
と心の中で小さくガッツポーズをしてしまう。
もちろん、誰かと競争しているわけではない。
点数が付くわけでもない。
景品が増えるわけでもない。
でも、自分の書いた文章だけで意図が伝わったというのは、地味にうれしい。
ポイ活なのに、文章力まで鍛えられるとは思わなかった
ポイ活を始めた頃は、
「ポイントがもらえればいい。」
そのくらいに考えていた。
でも続けていると、思わぬ副産物がある。
自由回答を書く機会が増える。
人に伝わる文章を考える。
具体的に表現する癖がつく。
最近ブログを書いていても、
「もっと具体的に書こう。」
と自然に考えるようになった。
もしかすると、会場調査で積み重ねてきた自由回答が、今の文章にも少し影響しているのかもしれない。
地味だけど好きな瞬間
会場調査には、謝礼を受け取る瞬間や、新商品を試せる楽しさがある。
もちろん、それも魅力だ。
でも筆者が密かに好きなのは、自由回答を書き終えて、何の修正もなく「OKです」と言われる瞬間だったりする。
誰にも気付かれない、小さな達成感。
たぶん、この感覚は会場調査へ何度も参加している人なら分かってもらえると思う。
ポイ活には、ポイントや謝礼だけでは測れない楽しさがある。
自由回答が一発で通る。
そんな些細な出来事まで含めて、筆者は会場調査というポイ活が結構好きなのだ。
▶︎関連記事:
