筆者はヤマダ電機の株を保有している。
夫が1000株、筆者と息子がそれぞれ100株ずつ。
家族で保有しているため、株主優待でもらえる金額もそれなりになる。
以前は、この優待をかなり自由に使っていた。
イヤホンを買ったり、USB機器を買ったり。
「せっかく株主優待があるんだから、普段ならわざわざ買わないものを買ってみよう」
くらいの感覚だったと思う。
ところが、子どもが生まれてから、少しずつ使い道が変わってきた。
最近の我が家では、ヤマダ電機の株主優待が「家族の住環境を整えるためのお金」になりつつある。
子どもが生まれる前は、自分たちのために使っていた
子どもが生まれる前は、もっとシンプルだった。
イヤホンが欲しい。
USB機器が必要。
ちょっとした家電を買いたい。
そんなときに株主優待を使う。
株主優待があることで、「どうせならヤマダ電機で買おう」となることもあった。
自分たちが欲しいものを、優待を使って少しお得に買う。
これはこれで株主優待の楽しい使い方だ。
しかし、子どもが生まれてからは、優先順位が少しずつ変わっていった。
子どもが生まれると「家の快適さ」が気になる
子どもが生まれると、それまで気にしていなかったことが気になるようになった。
室温。
湿度。
空気。
寒さ。
暑さ。
大人だけで暮らしていた頃は、
「ちょっと寒いけど、まあいいか」
「エアコンをつけるほどでもないかな」
と済ませていたことでも、子どもがいると話が変わる。
特に赤ちゃんの頃は、自分で「寒い」「暑い」と言えない。
親が環境を整えてあげるしかない。
そう考えると、これまでなら「なくてもいいかな」と思っていた家電が、急に必要なものに見えてくる。
そこで、ヤマダ電機の株主優待の出番が増えてきた。
セラミックファンヒーターを実質半額で購入
最近、株主優待を使って購入したのがセラミックファンヒーターだ。
寒い季節、部屋を暖めたい。
でも、家族全員がいるリビングだけならまだしも、ちょっとした場所を暖めたいときに、わざわざ暖房を強くするのもな……という場面がある。
そこでセラミックファンヒーターを購入した。
株主優待を使ったことで、実質的にはかなりお得に購入できた。
確か、感覚としては「半額くらいで買えた」という感じだったと思う。
もちろん、株主優待そのものにも株式を保有するための元手が必要なので、「完全に無料の家電」というわけではない。
それでも、すでに保有している株からもらった優待を使って、必要な家電を安く購入できるのはありがたい。
何より、購入を決めた理由を振り返ると、
「自分たちが寒いから」
だけではなかった。
大人は寒さを我慢できても、それを子どもにも強いるのは違うよね。
たしか、そんなところから購入を決めたのだったと思う。
子どもが生まれる前だったら、もう少し我慢していたかもしれない。
空気清浄機兼加湿器も優待で購入
もう一つ、株主優待の使い道として印象に残っているのが、空気清浄機兼加湿器だ。
これも、子どもがまだ本当に小さな赤ちゃんだった頃に購入した。
赤ちゃんがいると、家の中の環境が気になる。
空気はきれいなのか。
乾燥していないか。
湿度は大丈夫なのか。
もちろん、必要以上に神経質になる必要はないと思う。
それでも、初めての子育て。
親としては、
「できる範囲で環境を整えてあげたい」
と思うものだ。
そこで空気清浄機と加湿器を用意した。
これも、株主優待がなければ購入しなかったとは思わない。
ただ、株主優待があったことで、
「せっかくだし、少し良いものを買おう」
という心理的なハードルは確実に下がった。
余った優待券は子どものおもちゃへ
そして、家電を買ってもまだ優待券が残ることがある。
そんなときは、子どものおもちゃを買う。
これも以前の筆者なら、あまり考えなかった使い道だ。
子どもが生まれる前なら、
「イヤホンでも買おうかな」
となっていたところが、
「このおもちゃ、喜びそうだな」
になる。
同じ株主優待なのに、使い道がずいぶん変わった。
株主優待は「自分へのご褒美」だけではない
株主優待というと、
「優待で○○をもらった!」
「お得に○○を買えた!」
という話が多い。
筆者自身も、以前はそういう感覚だった。
もちろん、それも株主優待の大きな楽しみだ。
でも、子どもが生まれてからは、株主優待を家族の生活をちょっと良くするためのお金として考えるようになった。
寒い日に少し暖かく過ごせる。
赤ちゃんがいる部屋の環境を整える。
子どもが遊ぶおもちゃを買う。
どれも派手な使い方ではない。
でも、日々の暮らしには確実につながっている。
優待をもらうことより、どう使うか
株主優待は、もらった瞬間が一番嬉しいように思える。
でも、実際には「何に使ったか」まで含めて株主優待なのかもしれない。
我が家の場合、子どもが生まれる前と後で、その使い道が大きく変わった。
以前は自分たちの趣味やちょっとしたガジェット。
今は家電や住環境。
そして子どものおもちゃ。
考えてみれば、これは我が家の生活そのものが変わったということなのだろう。
株主優待が家族の暮らしに還元される
株式投資というと、どうしても「資産を増やす」という側面に目が向く。
配当金をもらう。
株価が上がる。
含み益が増える。
それももちろん嬉しい。
でも、株主優待の場合は、もう少し生活に近いところで実感できる。
「この家電、優待で買ったんだよね」
「このおもちゃも優待だったな」
と、実際に家の中に残る。
投資している会社から受け取った利益の一部が、家族の生活に還元されている。
そう考えると、なかなか面白い。
子どもが大きくなったら、また使い道は変わるかもしれない
今はまだ2歳の息子。
これから成長すれば、必要になるものも変わっていくだろう。
勉強机が必要になるかもしれない。
家電が必要になるかもしれない。
ゲーム機を欲しがる日が来るかもしれない。
その頃には、またヤマダ電機の株主優待の使い道も変わっているのだろう。
そして、もしかしたらいつか、
「これは子どものために買った」
ではなく、
「家族みんなで使うために買った」
というものが増えていくのかもしれない。
株主優待を目的の一つとして株を保有するのも、もちろん楽しい。
ただ筆者の場合、最近は優待そのものよりも、
「この優待で、我が家の暮らしを何か一つ良くできないかな」
と考えることが増えた。
子どもが生まれたことで、株主優待との付き合い方まで少し変わった。
以前は「自分たちが欲しいものを買うための優待」だった。
今は「家族が快適に暮らすための優待」。
そして余ったら、子どものおもちゃ。
こうして振り返ると、株主優待の使い道には、その時々の我が家の暮らしがそのまま映っているのかもしれない。
