「定員に達したため終了しました」の無慈悲

ポイ活

アンケートサイトを長く使っていると、誰もが一度は見たことのある文章がある。

「定員に達したため、本アンケートは終了しました。」

たったこれだけの文章なのだが、なぜこんなにも心に刺さるのだろう。

ポイントがもらえないからだろうか。

もちろんそれもある。

しかし、それ以上に「今使った時間は何だったのか」という気持ちが残る。

筆者はアンケートポイ活を長く続けているが、このメッセージだけは何年経っても慣れない。


■ 朝開いたら終わっている

朝起きてアンケート一覧を見る。

「後でやろう」と思って一旦閉じる。

昼休みに開く。

すると終わっている。

これはよくある。

夜に届いていたアンケートを翌朝まで残しておく。

朝は忙しい。

昼休みに開く。

終わっている。

仕事が終わってから回答しようと思う。

終わっている。

アンケートには鮮度がある。

特に高単価案件や人気案件は、想像以上に早く埋まる。

そして回答者側からすると、終わっている理由は分からない。

募集人数が少なかったのか。

条件が厳しかったのか。

たまたま競争率が高かったのか。

理由は分からない。

分かるのは、「もう終わっている」という事実だけである。


■ もっとつらいのは途中終了

しかし本当に心が折れるのは、その先である。

アンケートを開く。

年齢を入力する。

性別を入力する。

職業を入力する。

家族構成を入力する。

ここまでは順調だ。

そして次の画面。

「定員に達したため終了しました。また明日以降お試しください。」

いや、先に言ってほしい。

せめて属性入力の前に教えてほしい。

そう思ったことがある人は多いのではないだろうか。

もちろんシステムの都合もあるのだろう。

条件確認が必要な場合もある。

しかし利用者側からすると、あと少しで本調査に進めると思っていた分だけ、落差が大きい。

ポイントがもらえなかったことよりも、数分間の努力が何も残らなかったことの方が地味につらい。


■ 「また明日以降お試しください」

この文章もなかなか独特である。

また明日。

いや、今日の分は終わったのだが。

しかも明日開いても、また同じように終わることがある。

もちろん運営側にも事情はある。

回答数を調整したい。

対象者を絞りたい。

サーバーの都合もあるかもしれない。

それでも回答者側としては、

「また明日」と言われても少し複雑な気持ちになる。


■ 使わなくなったサイトもある

筆者は複数のアンケートサイトを利用している。

しかし、あまりにも途中終了が多いサイトは、自然と利用頻度が下がっていった。

毎回属性だけ入力させられる。

最後に終了する。

それが何度も続く。

もちろん一回だけなら気にならない。

しかし積み重なると、「このサイトは時間効率が悪いな」と感じるようになる。

アンケートポイ活は、ある意味では時間をポイントに変える行為である。

だからこそ、その時間が無駄になったと感じると、想像以上にストレスになる。


■ 子どもが寝た5分を返してほしい

特に育児中になってから、この感覚は強くなった。

子どもが寝た。

ようやく数分だけ自由時間ができる。

そのタイミングでスマホを開く。

アンケートに答える。

そして、

「定員に達したため終了しました。」

正直に言うと、その5分を返してほしいと思ってしまう。

育児中の5分は意外と貴重である。

お茶を飲める。

少し休める。

別の家事もできる。

その時間を使って何も残らなかった時の虚しさは、なかなか言葉にしづらい。


■ ポイ活は早押しゲームでもある

アンケートポイ活を続けていると気づく。

これは単純な作業ではない。

早押しの要素がある。

タイミングの要素がある。

運の要素もある。

良い案件ほど早く埋まる。

高単価案件ほど競争率が高い。

だから「後でやろう」が命取りになる。

もちろん無理をする必要はない。

しかし、「今ならできる」というタイミングを逃すと、そのまま終わってしまうことは珍しくない。


■ 無慈悲だけれど、それでも続ける

それでも筆者はアンケートポイ活を続けている。

なぜなら、すべてのアンケートがそうではないからだ。

しっかり回答できる案件もある。

高ポイント案件に出会うこともある。

座談会や会場調査につながることもある。

だからこそ、あの無慈悲なメッセージを見るたびに少しがっかりしながらも、また次のアンケートを開いてしまう。

そして今日もどこかで誰かが、

「定員に達したため、本アンケートは終了しました。」

という文章を見て、小さく肩を落としているのかもしれない。

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