デジタル全盛でも、郵送調査はまだ現役だった話

ポイ活

ある日、一本のメールが筆者のもとに届いた。

差出人は、いつもアンケートでお世話になっている調査会社。

内容は、「郵送調査ご当選のお知らせとご協力のお願い」だった。

事前アンケートで「郵送調査にも協力できます」と回答していた案件が当選したらしい。

メールを読みながら、思わず少し笑ってしまった。

郵送調査という、とてもアナログな調査なのに、依頼はメールで届くのである。

なんとも今らしい光景だった。

普段のアンケートといえば、スマートフォンを開いて、URLをタップして回答するだけだ。

数分で終わるものもあれば、少し長めのものもあるが、基本的にはすべてオンラインで完結する。

最近では座談会や会場調査の案内もメールで届く。

謝礼も銀行振込やデジタルギフトが中心になり、「紙」に触れる機会は本当に少なくなった。

だからこそ、「郵送調査」という言葉に少しだけ懐かしさを覚えた。

数日後、自宅のポストに一通の封筒が届いた。

中には調査票と説明書、返信用封筒。

久しぶりに紙のアンケートを見た気がする。

普段ならスマートフォンの画面をスクロールしながら回答している質問を、今回はボールペンを片手に一つずつ記入していく。

途中でページをめくる感覚も、チェック欄に丁寧に丸を付ける感覚も、どこか新鮮だった。

回答を書き終えた後は、返信用封筒に入れて投函する。

「送信」ボタン一つで終わる時代に、ポストへ向かうという一手間がある。

少し面倒と言えば面倒なのだが、その一連の流れまで含めて、なんだか貴重な体験をしているような気持ちになった。

もちろん、効率だけを考えればWebアンケートの方が圧倒的に便利だ。

集計も早い。

回答漏れも防ぎやすい。

謝礼の処理もスムーズだろう。

企業側にとっても、調査会社にとってもメリットは大きい。

それでも郵送調査が完全になくならないのには、きっと理由がある。

紙の方が回答しやすい内容もあるのかもしれない。

インターネットをあまり使わない世代への配慮もあるだろう。

あるいは、紙だからこそ得られる回答の質を重視している調査もあるのかもしれない。

詳しい事情は分からない。

ただ一つ言えるのは、「デジタル化が進んだから、アナログがすべて消えるわけではない」ということだ。

そう考えると、最近の株主関係の手続きにも少し似ている。

議決権行使はアプリやインターネットでできる会社が増えた。

株主パスポートのような便利なサービスも登場している。

それでも株主総会の招集通知や議決権行使書は、今でも紙で届くことが多い。

便利になったようで、まだ完全にはデジタルへ移行していない。

そんな「過渡期」の雰囲気を感じる。

今回の郵送調査も、まさにそんな存在だった。

メールで依頼が届き、紙で回答し、ポストへ投函する。

デジタルとアナログが自然に共存している。

そのアンバランスさが、少し面白かった。

ポイ活を続けていると、「全部スマホで完結する時代」だと思い込みがちになる。

しかし実際には、まだまだ昔ながらの方法も残っている。

そして、それを体験できる機会は少しずつ減っているのかもしれない。

今回の郵送調査は、ポイントを稼ぐという意味では数ある案件の一つだった。

それでも筆者にとっては、「令和の今でも、郵送調査はちゃんと現役なんだ」と実感できた、少し印象に残る案件になった。

ポイ活をしていると、「効率」や「還元率」に目が向きがちだ。

もちろん、それも大事である。

でも時々こうして、「こんな調査方法もまだ残っているんだ」と小さな発見があるから、この趣味はなかなか飽きないのかもしれない。

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