ポイ活をしていると、ときどき「これは当たりだ」と思うアンケートに出会う。
いつものように、アンケートに答えている。
年齢を聞かれる。
家族構成を聞かれる。
最近買ったものを聞かれる。
使っているサービスを聞かれる。
淡々と回答していく。
そして最後に、見慣れない一文が出てくる。
「こちらのアンケートにご回答いただいた方の中から、座談会への参加をお願いする場合があります」
来た。
これは来たぞ。
普通のアンケートなら数ポイント。
しかし、その先にある座談会や会場調査は話が違う。
数十分から数時間の参加で、数千円程度の謝礼になることもある。
筆者がポイ活を続けている理由のひとつは、まさにこういう「当たり枠」に出会える可能性があるからだ。
「対象者です」の文字が嬉しい
ポイ活をしていると、何でもかんでも高額案件に参加できるわけではない。
むしろ、最初のアンケートで対象外になることのほうが多い。
「今回は条件に合いませんでした」
という表示を見て終了。
これはもう慣れた。
だからこそ、
「あなたは今回の調査の対象者です」
なんて表示が出ると、一気にテンションが上がる。
しかも座談会。
しかも謝礼数千円。
「よし!」
と思いながら、詳細ページを開く。
場所を確認する。
時間を確認する。
そして最後に日程を見る。
ここで問題が起きる。
「その日、無理」
「開催日:○月○日」
「開催時間:○時〜○時」
……。
その日、無理。
子どもの予定がある。
夫の当直と重なっている。
もともと予定が入っている。
通院がある。
仕事や家庭の都合で動かせない。
理由はいろいろある。
でも結果は一つ。
参加できない。
さっきまで「対象者に選ばれた!」と喜んでいたのに、一瞬で終了する。
この瞬間が、ものすごく悔しい。
「対象外」より悔しい
個人的には、最初から対象外になるより悔しい。
対象外なら、
「まあ、今回は違ったか」
で終わる。
でも座談会までたどり着いた。
条件も合っていた。
謝礼も魅力的だった。
あとは参加するだけだった。
なのに日程が合わない。
「あと一歩だったのに」
という気持ちになる。
ポイ活では、こういうことが意外とある。
ポイントがもらえるかどうかは、単純に「頑張ったかどうか」だけでは決まらない。
高単価案件ほど、条件が細かい
座談会や会場調査のような案件は、普通のアンケートより謝礼が高いことが多い。
そのぶん、当然ながら誰でも参加できるわけではない。
年齢。
性別。
家族構成。
職業。
住んでいる地域。
最近購入した商品。
使っているサービス。
場合によっては、かなり細かい条件で対象者が絞られる。
さらに対象者になったとしても、
「この日、この時間に、この場所へ来られる人」
という条件が加わる。
つまり、
対象者になることと、実際に参加できることは別なのだ。
ポイ活は意外と「運」の要素が強い
筆者は以前、ポイ活は努力すればするほど稼げるものだと思っていた。
もちろん、アンケートにたくさん答えればポイントは増える。
毎日ログインすれば、取りこぼしも減る。
でも、座談会や会場調査まで含めると、どうしても運の要素が入ってくる。
そもそも自分に合った調査が届くか。
その調査の対象者になるか。
抽選に通るか。
開催場所が行ける範囲か。
そして日程が合うか。
これらを全部クリアして、ようやく参加できる。
なかなか狭き門である。
だからこそ「当たったとき」が嬉しい
逆に言えば、全部の条件が噛み合ったときはものすごく嬉しい。
会場調査に当選した。
開催場所を確認する。
時間も大丈夫。
予定も空いている。
交通費を考えても参加する価値がある。
「よし、行ける!」
となる。
そして実際に参加して、数千円の謝礼をもらう。
筆者は、こういう案件がポイ活の醍醐味だと思っている。
単純にスマホをポチポチしているだけではない。
自分の属性と企業側が欲しい条件が噛み合ったときに、ちょっとしたお小遣いが発生する。
この感覚が面白い。
「稼げる案件」と「自分が参加できる案件」は違う
ポイ活を始めたばかりの頃は、つい謝礼金額だけを見る。
「5,000円!」
「8,000円!」
「これはおいしい!」
でも、金額だけでは判断できない。
交通費がかかるかもしれない。
移動時間もある。
拘束時間もある。
そして何より、自分の予定に入れられるかどうか。
5,000円の案件でも、予定が合わなければ0円である。
逆に、3,000円の会場調査でも、近所で短時間なら十分魅力的なことがある。
最近では筆者も、単純な謝礼額だけではなく、
「実際に参加できるか」
「そこまでの時間や交通費を考えてどうか」
を見るようになった。
ポイ活には「生活との相性」もある
結局のところ、ポイ活は生活の隙間でやるもの。
生活をポイ活に合わせるわけにはいかない。
子どもがいれば子どもの予定がある。
家族がいれば家族の予定がある。
仕事があれば仕事がある。
自分の予定だってある。
だから、
「高額案件なのに参加できない」
ということは、決してポイ活が下手だから起きるわけではない。
単純に生活と案件の日程が噛み合わなかっただけ。
そう考えるようになってからは、少し気が楽になった。
「今回は縁がなかった」
それでいい。
それでもアンケートには答える
そして今日も、筆者はアンケートに答える。
数ポイントのアンケート。
数十ポイントのアンケート。
そして、その先に座談会や会場調査がつながっているかもしれないアンケート。
「どうせ日程合わないかもしれないし」
と思いながらも、回答する。
なぜなら、たまに本当に当たるからだ。
対象者になって。
抽選にも通って。
日程も合って。
場所にも行ける。
そんな奇跡みたいな案件が、ときどきある。
だからやめられない。
おわりに
ポイ活を続けていると、
「高額案件を見つけた!」
という喜びのあとに、
「……その日、無理だわ」
という悲劇が待っていることがある。
ポイ活は、努力だけではどうにもならない。
自分に合う案件が届くか。
対象者になれるか。
当選するか。
場所が合うか。
そして、日程が合うか。
いくつもの条件が噛み合って、ようやく謝礼につながる。
だからこそ、参加できたときの嬉しさも大きい。
「5,000円もらえた」という結果だけではない。
自分の条件と企業が探している条件が、たまたまぴったり重なった。
そんな小さな偶然に出会えたこと自体が、ちょっと嬉しいのだ。
そして今日もアンケートの通知が届く。
開いてみる。
「あなたは今回の調査の対象者です」
おお。
詳細を見る。
開催日時を見る。
……。
その日、無理。
ポイ活とは、こういうことの繰り返しである。
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