ポイ活を続けていたら、自分の消費行動が見えてきた

お金の考え方

ポイ活を始めた頃、筆者はもっと単純な目的でアンケートに答えていた。

ポイントが欲しい。

それだけである。

1件数円のアンケートに答えて、少しずつポイントを貯める。

暇な時間にスマートフォンを開いて、届いているアンケートを消化する。

月に数千円でも貯まれば嬉しい。

そんな感覚だった。

ところが、ポイ活を長く続けていると、少し面白い変化が起きてきた。

自分が何を買い、なぜそれを選んでいるのかが、少しずつ見えてきたのである。

「あなたは何を買いますか?」を何度も聞かれる

筆者が主にやっているのはアンケート系のポイ活だ。

食品。

飲料。

日用品。

化粧品。

家電。

サービス。

さまざまなジャンルについて質問される。

「最近購入したものはありますか?」

「どのメーカーの商品を利用していますか?」

「購入するときに重視することは何ですか?」

「その商品を選んだ理由は何ですか?」

最初は、ただ回答しているだけだった。

しかし、これだけ何度も自分の消費について聞かれていると、だんだん気づく。

「あれ、筆者って意外とこういうものを選んでいるな」

と。

安ければいい、ではなかった

ポイ活を始める前から、筆者は節約志向だった。

安いものを探す。

ポイントが貯まる方法を選ぶ。

お得なキャンペーンがあれば利用する。

そういうことは好きだ。

だから、自分はかなりの「価格重視派」だと思っていた。

ところがアンケートに答えていると、必ずしもそうではないことに気づく。

価格だけで選んでいるわけではない。

使いやすさ。

品質。

長く使えるかどうか。

メーカーへの信頼。

口コミ。

そして、自分が実際に使ってみたときの満足感。

そういうものも、かなり重視している。

つまり、

「安いから買う」のではなく、「納得できるものを、なるべくお得に買う」

というのが、筆者の消費行動に近いのだと思う。

「なぜ買ったのか」を考える機会になる

アンケートの面白いところは、購入した事実だけではなく、その理由まで聞かれることだ。

「なぜこの商品を選びましたか?」

そう聞かれると、改めて考える。

安かったから?

近所で売っていたから?

いつも使っているから?

家族が使うから?

広告を見たから?

口コミが良かったから?

そのときは何気なく選んだ商品でも、理由を言葉にしようとすると、自分なりの基準が見えてくる。

筆者の場合、特に感じるのが「一度気に入ったものを長く使う」という傾向だ。

何でもかんでも新商品に飛びつくタイプではない。

気に入ったものなら、多少値段が高くても長く使う。

これは物にもサービスにも共通している気がする。

ポイ活と節約は少し違う

ここで、ポイ活を続けていて面白いと思ったことがある。

ポイ活をしていると、どうしても「お得」という言葉に敏感になる。

ポイント還元率。

○%還元。

期間限定ポイント。

○倍キャンペーン。

こうした数字を見ると、つい反応してしまう。

しかし、本当に得をしているのかは別問題だ。

1,000円の商品を買って100ポイントもらっても、その商品が本来必要なかったなら、900円の節約ではない。

1,000円の出費である。

これはポイ活を続けるうえで、かなり重要なことだと思う。

ポイントを貯めるために消費するようになったら、本末転倒。

だから筆者は、「お得だから買う」のではなく、「必要なものをお得に買う」を意識したいと思っている。

自分の「好き」も見えてくる

アンケートを大量に答えていると、消費行動だけではなく、自分の好みも見えてくる。

例えば食品について聞かれたとき。

「このメーカーの商品はよく買うな」

「これは新商品でもあまり興味がないな」

「やっぱりいつもの商品を選んでいるな」

そんな発見がある。

自分では意識していなかったのに、実はかなり好みがはっきりしている。

そして、その「好き」は必ずしも高級品とは限らない。

安価で日常的に買えるものの中にも、

「これが好き」

「これなら安心」

というものがある。

こういう自分なりの基準が分かってくると、買い物も少し楽になる。

子どもが生まれてから、さらに変わった

そして、子どもが生まれてからは消費行動そのものも少し変わった。

以前なら自分たちだけで判断していたものが、今では家族単位になった。

多少高くても、生活環境を良くするものなら買う。

子どもが快適に過ごせるものなら、必要経費として考える。

一方で、自分たちの物については以前と変わらず、気に入ったものを長く使う。

アンケートで「あなたの家庭では何を重視しますか?」などと聞かれるたびに回答していると、

「確かに、今の筆者はこういう基準で買い物しているな」

と改めて気づかされる。

ポイ活は「自分を知る作業」でもある

ポイ活というと、

「月にいくら稼げるか」

「どのサイトが高還元か」

「どの案件がおいしいか」

という話になりやすい。

もちろん、それもポイ活の楽しさだ。

筆者も高単価案件が当たれば嬉しい。

会場調査やインタビューなどに参加できれば、普通のアンケートとは比較にならないくらいの収入になる。

しかし、何年もアンケートに答えていると、それ以外の面白さも見えてくる。

自分がどんな商品を買うのか。

何にお金を使うのか。

何を「高い」と感じ、何なら「この値段でも買う」と思うのか。

つまり、ポイ活を通して自分自身の消費行動を観察しているような感覚になってくるのだ。

おわりに

ポイ活を始めたときは、ポイントを貯めることしか考えていなかった。

数円のアンケートに答えて、少しずつポイントを増やす。

それだけだった。

でも、続けているうちに、自分がどんな消費者なのかが少しずつ分かってきた。

「安いものが好き」なのではなく、「納得できるものをお得に買いたい」。

「何でも節約したい」のではなく、「使うところには使いたい」。

そして、家族ができてからは、「自分たちだけでなく家族にとって必要か」という基準も加わった。

こうして考えると、ポイ活は単にお金を稼ぐための方法ではないのかもしれない。

アンケートに答えながら、自分の生活を振り返る。

自分の買い物を振り返る。

そして、

「筆者って、こういうお金の使い方をする人間なんだな」

と気づく。

ポイントを貯めながら、自分の消費行動まで見えてくる。

これも、長くポイ活を続けてきて初めて分かった、ちょっとした副産物なのである。

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