IPOは宝くじ、分売は福引きだと思っている

投資・優待

投資歴が長くなると、IPOや立会外分売に興味を持つ人も多いのではないだろうか。

筆者もその一人である。

どちらも比較的少ない資金で参加できることが多く、うまくいけば利益も期待できる。

ただ、長年参加してきた中で思うのは、IPOと分売は似ているようで少し違うということだ。

筆者の中では、

「IPOは宝くじ」

「分売は福引き」

というイメージがしっくりきている。

今日はそんな話を書いてみたい。

IPOは夢がある

IPOは新規上場株のことだ。

公開価格で株を購入し、上場後に売却することで利益を狙う。

投資を始めたばかりの頃、筆者はIPOの存在を知って驚いた。

抽選に当たれば数万円。

時には数十万円の利益になることもある。

こんな世界があるのかと思った。

当然のように申し込みを始めた。

しかし現実は甘くなかった。

当たらない。

本当に当たらない。

申し込んでも申し込んでも当たらない。

投資歴は長いが、IPOについては「応募するのが趣味なのでは?」と思うくらい当たらない。

もちろん当選する人もいる。

SNSには当選報告も流れてくる。

だが筆者にはなかなか縁がない。

だからこそIPOは宝くじに近い感覚がある。

夢は大きい。

しかし当たりは遠い。

そんな存在だ。

分売は意外と当たる

一方で立会外分売は少し違う。

こちらは既存株主が保有株を市場に放出する仕組みの一つで、通常は市場価格より少し安い価格で購入できる。

IPOほど派手ではない。

ニュースになることも少ない。

しかし参加してみると意外と当たる。

もちろん人気銘柄は競争率が高い。

それでもIPOと比べると、当選する機会はずっと多いと感じている。

筆者も何度か当選した経験がある。

その感覚は宝くじというより福引きに近い。

商店街の福引き。

特賞はなかなか出ない。

でも参加すれば何かしら当たることがある。

そんなイメージだ。

最初は簡単に儲かると思っていた

投資を始めた頃の筆者は、分売について少し誤解していた。

市場価格より安く買える。

つまり利益確定みたいなもの。

そんなイメージを持っていたのである。

しかし実際はそう単純ではなかった。

分売価格が安く設定されていても、その後の株価がどう動くかは別の話だ。

当然ながら下がることもある。

そして筆者は、その現実を身をもって知ることになる。

当日売却で損をしたことがある

分売に初めて当選した頃の筆者は、

「とりあえず初日に売ればいい」

と思っていた。

分売価格より高く寄り付けば利益になる。

シンプルな作戦である。

ところが実際には、思うようにいかないこともあった。

分売で取得した株を売却しようとしたら、株価が下落していた。

結果として利益どころか損失になった。

正直なところ少しショックだった。

分売は安く買えるのだから、利益が出るものだと思い込んでいたからである。

しかしそこで学んだ。

分売だから儲かるわけではない。

結局は株式投資なのだ。

参加基準が変わった

その経験以降、筆者は分売への向き合い方を少し変えた。

以前は、

「当選しそうか」

を重視していた。

しかし今は、

「もし下がっても持ち続けられるか」

を重視している。

これは意外と大きな違いだと思う。

分売で利益が出ればもちろん嬉しい。

しかし株価が下がる可能性もある。

その時に、

「持ち続けてもいい」

と思える銘柄であれば気持ちが楽になる。

逆に、

「絶対に持ちたくない」

と思う銘柄だと、値下がりした瞬間に苦しくなる。

最近は分売案件を見るたびに、

その会社の事業内容や業績を軽く確認するようになった。

短期利益だけではなく、中長期保有も視野に入れる。

そんな考え方になった。

福引きだからこそ景品を見る

福引きも同じだと思う。

昔の筆者は、

「当たるかどうか」

ばかり見ていた。

しかし今は、

「何が当たるのか」

も見るようになった。

分売も同じである。

当選するかどうかだけではなく、

どんな会社の株を買うのか。

その会社を保有したいと思えるのか。

そこが大切なのだと思う。

もちろん全てを完璧に見極められるわけではない。

損をすることもある。

予想が外れることもある。

それでも以前より納得感を持って参加できるようになった。

IPOも分売も楽しみ方がある

今でもIPOには申し込んでいる。

当たらないと分かっていても申し込む。

もしかしたら今回は当たるかもしれない。

そんな期待がある。

一方で分売も参加している。

こちらはIPOより現実的だ。

当選する可能性もあるし、利益になる可能性もある。

ただしリスクもある。

だからこそ面白い。

投資の世界には様々な手法があるが、IPOと分売はどちらも個人投資家が楽しめるイベントの一つだと思っている。

おわりに

筆者の中で、

IPOは宝くじ。

分売は福引き。

そんなイメージがある。

IPOは夢が大きい。

しかしなかなか当たらない。

分売はもう少し身近だ。

当たることもある。

ただし必ず利益になるわけではない。

だから最近は、

「当たるかどうか」

よりも

「持ち続けたいと思えるか」

を意識するようになった。

投資を始めた頃は、分売で簡単に利益を出せると思っていた。

しかし実際に損を経験したことで考え方が変わった。

その意味では、分売で得た利益よりも、失敗から学んだことの方が大きかったのかもしれない。

これからもIPOには申し込むし、分売にも参加すると思う。

宝くじも好きだし、福引きも好きだからである。

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