筆者は節約が好きである。
ポイントを貯めるのも好きだし、少しでもお得になる方法を探すのも好き。
株主優待も好き。
セールやキャンペーンも気になる。
だからといって、何でもかんでもお金を使わない生活をしているわけではない。
むしろ筆者は、お金を使うことも好きである。
この二つは、意外と両立する。
▫️節約イコール何も買わない、ではない
「節約」という言葉から、どんな生活を想像するだろうか。
外食をしない。
旅行に行かない。
欲しいものを我慢する。
できるだけ安いものを選ぶ。
電気をこまめに消す。
もちろん、こういう節約も立派な節約である。
ただ、筆者にとって節約は、
「何も買わないこと」ではない。
使わなくてもいいところでは使わない。
その代わり、使いたいところではちゃんと使う。
そんな感覚に近い。
▫️家族旅行には行く
例えば、家族旅行。
旅行には当然お金がかかる。
交通費もかかる。
宿泊費もかかる。
食事代もかかる。
「節約」という観点だけで考えれば、家にいるほうがお金はかからない。
でも、筆者は家族で旅行に行きたい。
子どもと一緒に知らない場所へ行く。
普段とは違う景色を見る。
ホテルに泊まる。
その土地でご飯を食べる。
こういうものに使ったお金は、単純に「消えたお金」とは思えない。
もちろん、旅行に行ったから資産が増えるわけではない。
むしろ減る。
それでも、
「使ってよかった」
と思えるなら、それは筆者にとって必要な支出である。
▫️アンパンマンミュージアムにも行く
そして子どもがいると、さらに分かりやすい。
アンパンマンミュージアム。
子どもにとっては、夢のような場所である。
親にとっては、それなりにお金のかかる場所でもある。
入館料もかかる。
交通費もかかる。
中に入れば、当然いろいろ欲しがる。
「これ欲しい!」
「これも!」
親としては、
「全部買ったら大変なことになるぞ」
と思う。
でも、子どもが楽しそうにしている。
普段とは違う顔をしている。
それを見ていると、
「まあ、今日はいいか」
となる。
これも節約をしているからこそ、使えるお金なのだと思う。
普段から何も考えずに使っているわけではない。
だからこそ、
「今日は使おう」
と思える。
▫️そして運命のバッグに出会う
もう一つ、筆者には分かりやすい例がある。
バッグである。
筆者はバッグが好きだ。
といっても、次から次へと買い替えるタイプではない。
むしろ逆である。
気に入ったものを、かなり長く使う。
だから、たまに「これは好きだ」と思えるバッグに出会ってしまうと困る。
4〜5万円する。
安くはない。
「どうしようかな」
と一度考える。
「バッグに4〜5万円……」
と少し悩む。
でも、何度見ても欲しい。
デザインも好き。
使いやすそう。
長く使えそう。
そして最終的には買う。
こういうとき、
「節約しているのに4〜5万円のバッグを買うなんて」
と思われるかもしれない。
しかし、筆者にとってはむしろ逆である。
4〜5万円払って買ったバッグを、10年使う。
1年あたりにすれば数千円。
もちろん単純計算ではあるが、
「安いものを何度も買い替える」
よりも、
「本当に気に入ったものを長く使う」
ほうが、自分には合っている。
だから筆者にとって、そのバッグは「節約に反する買い物」ではない。
節約しながら、自分の好きなものにもお金を使った結果なのである。
■ 優待だって、使うためにある
株主優待も同じだ。
優待をもらうと嬉しい。
「○○円分もらえた!」
と喜ぶ。
でも、優待は使わなければ意味がない。
せっかく株を持って、優待をもらったのだから、ちゃんと使いたい。
食事に使う。
買い物に使う。
家族との外出で使う。
そうすると、株主優待が単なる「お得」ではなく、実際の生活に変わる。
筆者はこういうお金の使い方が好きなのだと思う。
▫️貯めることが目的ではない
節約や投資をしていると、数字が増えていくのが楽しくなる。
ポイント残高。
銀行口座の残高。
投資資産。
配当金。
こうした数字が増えていくと安心する。
だからこそ、ときどき忘れそうになる。
「何のために貯めているんだろう」
ということを。
お金は、増やすこと自体が目的ではない。
もちろん、将来への備えは大切だ。
生活を守るためのお金も必要だ。
でも、使うことで得られるものもある。
家族で過ごす時間。
子どもの思い出。
自分が気に入ったものを長く使う楽しさ。
「これにお金を使ってよかった」と思える経験。
そういうものまで削ってしまったら、何のために節約しているのか分からなくなる。
▫️「使わない」より「納得して使う」
筆者が目指しているのは、できるだけお金を使わない生活ではない。
できるだけ「納得できないお金」を使わない生活なのだと思う。
なんとなく買ったもの。
付き合いだけの出費。
必要でもないのに「お得だから」という理由だけで買ったもの。
こういうところは減らしたい。
一方で、
「家族で旅行したい」
「子どもをアンパンマンミュージアムに連れて行きたい」
「このバッグ、好きだな」
と思ったものには、お金を使う。
そして、使った後に、
「やっぱり使ってよかった」
と思えるなら、それでいい。
節約している。
投資もしている。
ポイントも貯めている。
それでも、お金を使うことは好きだ。
むしろ、お金を使うことまで嫌いにならないために、節約しているのかもしれない。
貯めることも楽しい。
増えることも嬉しい。
でも、使うことだって楽しい。
家族との旅行に使う。
子どもの笑顔に使う。
長く付き合える好きなものに使う。
そして、また節約する。
筆者にとって、お金との付き合い方はそのくらいがちょうどいい。
貯めるために使わないのではなく、使いたいものに使うために貯める。
結局、これが一番しっくりくるのだと思う。
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