高配当株を買う前に必ずチェックしていること

投資・優待

高配当株を買うとき、筆者は必ずチェックしている項目がある。

もちろん、この基準を満たせば絶対に勝てるわけではない。

株価は誰にも予想できないし、未来の業績も確実には分からない。

それでも、自分なりの物差しを持っていると、「なぜこの株を買ったのか」を後から説明できるようになる。

投資を始めた頃は、「利回りが高いから」という理由だけで興味を持つこともあった。

でも今は少し違う。

「この会社を10年持ち続けられるか。」

その視点を大切にしながら、高配当株を選ぶようになった。

今回は、筆者が実際に高配当株を買う前にチェックしているポイントを紹介したい。

まず見るのは「増収・増益・増配」

最初に確認するのは、会社が成長しているかどうかだ。

売上は伸びているか。

利益は増えているか。

そして、配当は少しずつでも増えているか。

もちろん、毎年右肩上がりという会社ばかりではない。

景気の影響を受ける業種もある。

それでも、長い目で見て成長している会社には安心感がある。

高配当だからといって、配当だけを見て飛びつくことは少なくなった。

配当の裏側には、きちんと利益があるか。

まずはそこを確認するようにしている。

① 配当利回りは3.5%以上

筆者が一つの目安にしているのが、配当利回り3.5%以上だ。

もちろん、3.4%だからダメという話ではない。

あくまで「買い増しを検討するライン」として考えている。

利回りが高くなるということは、株価が下がっているタイミングでもある。

その理由が一時的なものなのか、それとも企業そのものに問題があるのか。

そこは必ず確認するようにしている。

② PERは高すぎないか

次に見るのはPERだ。

筆者は、おおむね10〜20倍程度を一つの目安にしている。

人気が集まりすぎてPERが極端に高い銘柄は、どうしても買いづらい。

もちろん、高PERでも成長企業なら正当化されることはある。

ただ、高配当株を探している自分には、少し割高に感じることが多い。

③ PBRが1倍を下回っているか

PBRも確認する。

特に1倍を下回る企業には注目することが多い。

市場から十分に評価されていない可能性があるからだ。

もちろん、「PBR1倍割れ=買い」ではない。

なぜ評価されていないのか。

そこまで調べて初めて判断できる。

それでも、スクリーニングの入り口としては便利な指標だと思っている。

④ 自己資本比率40%以上

財務の健全性も気になる。

そのため、自己資本比率は40%以上を目安にしている。

景気が悪くなったとき、体力のある会社はやはり安心感が違う。

高配当株は長く持つことが前提だからこそ、財務の強さも大切な判断材料だ。

⑤ 配当性向は50%前後

配当性向も必ず見る。

利益のほとんどを配当に回している会社は、少し心配になる。

業績が悪化したときに減配しやすくなるからだ。

逆に、適度な余裕を持って配当を出している会社の方が、長く配当を維持できる印象がある。

そのため、筆者は50%前後を一つの目安にしている。

⑥ 過去5年間で減配していないか

最後に確認するのが配当履歴だ。

過去5年間、大きな減配がないか。

もちろん、コロナ禍のような特殊要因もあるので、一概には判断できない。

それでも、長く安定配当を続けている会社には安心感がある。

「配当を大切にしている会社か。」

ここは意外と重視しているポイントだ。

数字だけでは決めない

ここまで紹介したのは、すべて数字の話だった。

でも実は、一番時間をかけているのは数字ではない。

最後は、その会社そのものを見る。

「この会社を10年持てるだろうか。」

この問いを自分に投げかける。

ブランド力がある会社。

ニッチトップの会社。

参入障壁が高い会社。

競合が簡単に真似できない会社。

そんな企業には、不思議と安心感がある。

実際、筆者の保有株を振り返っても、このような特徴を持つ企業が多い。

数字は入り口。

最後に背中を押してくれるのは、その会社への納得感だ。

IR BANKは本当に便利

企業分析をするときに、筆者がよく利用しているのがIR BANKというサイトだ。

売上や利益の推移。

配当履歴。

自己資本比率。

PERやPBR。

こうした情報を一つの画面で確認できるため、とても使いやすい。

もちろん、IR資料や決算短信も確認するようにしているが、最初のスクリーニングには欠かせない存在になっている。

自分の基準があると迷いにくい

投資をしていると、SNSで話題の銘柄が気になることがある。

「今買うべき。」

「次はこの銘柄。」

そんな情報は毎日のように流れてくる。

でも、自分なりの基準があると、不思議と振り回されにくくなる。

「あ、この会社は利回りがまだ基準に届かないな。」

「財務が少し気になるな。」

そんなふうに、一度立ち止まれるようになる。

もちろん、この基準が正解とは思っていない。

これから投資を続ける中で、少しずつ変わっていくかもしれない。

それでも今の筆者にとっては、このチェック項目を通過した会社なら、「自分で納得して買った」と胸を張って言える。

投資で一番大切なのは、人の基準ではなく、自分の基準を持つこと。

その基準があるからこそ、株価が上下しても落ち着いて付き合えるのだと思っている。

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