株を買った後に株価が下がったらどうする?

投資・優待

株を買った。

「これ、いい会社だな」
「配当も悪くないし、長く持てそうだな」

そんなことを考えながら買ったのに。

翌日。

株価が、下がっている。

さらに翌日。

もっと下がっている。

「……あれ?」

株式投資をしていると、こんな経験は珍しくない。

むしろ、買った直後から株価が上がり続けるほうが珍しいのかもしれない。

では、株を買った後に株価が下がったら、どうすればいいのだろうか。

買った直後に下がると、普通にへこむ

株を買う前は冷静である。

「この価格なら買ってもいい」

そう判断して注文を出す。

ところが、約定した瞬間から株価が下がり始める。

すると急に不安になる。

「買うの、早かった?」
「もう少し待てばよかった?」
「高値掴みだった?」

筆者も何度も経験している。

しかも、「もっと下がったら買いたい」と思っていた株ほど、実際に下がると怖くなる。

人間とは、なんとも面倒な生き物である。

含み損になったら、まず確認すること

株価が下がって含み損になったとき、筆者がまず考えるのは、

「なぜ下がったのか」

ということである。

ここを確認せずに、

「含み損になったから売ろう」

「安くなったから買い増そう」

と判断するのは少し怖い。

たとえば、市場全体が下がっているのか。

同じ業種の株がまとめて下がっているのか。

それとも、その会社だけが下がっているのか。

理由によって受け止め方は変わってくる。

市場全体が大きく下落しているのであれば、個別企業の問題とは限らない。

一方で、その会社に業績悪化や不祥事など、明確な悪材料が出ているのであれば話は違ってくる。

株価だけを見るのではなく、何が起きているのかを見る。

これは、株を買った後だからこそ大切なのだと思う。

ナンピンする?

株価が下がったときに考えるのが、ナンピンである。

100株買った株が下がった。

「安くなったから、もう100株買おう」

これがうまくいけば平均取得単価を下げられる。

ただし、株価が下がった理由によっては、さらに下落する可能性もある。

「安くなった」というだけで買い増すのではなく、

「今この会社を、今の株価で新しく買いたいと思うか」

と考えてみる。

すでに持っているから買うのではなく、今から初めて買うつもりで考える。

筆者はこの考え方をかなり大事にしている。

損切りする?

では、含み損になったら損切りすべきなのか。

これも一概には言えない。

そもそも株を買ったときの理由が崩れていないのであれば、株価が下がっただけで売る必要がない場合もある。

反対に、

「思っていた会社と違った」

「業績や事業環境が大きく変わった」

「当初考えていた投資理由がなくなった」

ということであれば、含み損でも売却を検討することになる。

大切なのは、

「含み損だから売る」

ではなく、

「この株を今も持ちたいと思えるか」

という視点なのだと思う。

じゃあ放置でいい?

これもまた難しい。

「長期投資だから放置!」

と決めてしまうと、悪材料が出ているのに見ないふりをしてしまう可能性がある。

長期保有と放置は、似ているようで少し違う。

長期保有するなら、会社の状況を確認しながら持つ。

株価が下がっても、

「買った理由が変わっていない」

と確認できるなら、そのまま持ち続ける。

筆者の場合はこちらの考え方に近い。

株価を毎日見て一喜一憂するよりも、自分がその会社を買った理由を定期的に確認する。

どんなイケイケ銘柄でも、落ちるときは落ちる

株式投資をしていると、景気循環というものもある。

景気が良いときには、企業業績も株価もどんどん伸びていくように見える。

「この株、ずっと上がるんじゃない?」

そんな気持ちになることもある。

しかし、景気には波がある。

どんなに好調に見える銘柄でも、相場全体の流れや景気後退、金利、業界環境などによって、大きく売られることがある。

昨日までイケイケだった株が、ある日突然ズドン。

株式投資では、そんなことも普通に起こる。

だからこそ、

「買った後に下がった=買い間違えた」

とは限らない。

株価が下がること自体は、株式投資をしていれば避けられない。

筆者なら、まずこうする

筆者が株を買った後に下がったら、まず確認するのはこのあたり。

  1. 市場全体が下がっているのか
  2. セクター全体が下がっているのか
  3. その会社だけが下がっているのか
  4. 何か具体的な悪材料が出ていないか
  5. 最初に買った理由が今も残っているか

ここまで確認して、それでも「この会社を持ちたい」と思えるなら、慌てて売らない。

逆に、買った理由そのものが崩れているなら、含み損という数字だけにこだわらず、売却を考える。

ナンピンについても同じ。

「下がったから買う」のではなく、「今の株価でも新しく買いたいか」を考える。

株を買ったら、下がることも想定しておく

株を買うときには、どうしても上がった未来を想像する。

配当をもらって、株価も上がって。

「これはいい買い物だったな」

そんな未来である。

しかし、実際には買った直後に下がることもある。

むしろ、最初から「下がる可能性もある」と思っておいたほうが、少し冷静でいられる。

株価は、自分が買った価格を基準に動いてくれるわけではない。

「ここで買ったから、ここから上がってください」

とお願いしても、もちろん聞いてくれない。

だからこそ、買う前に「もし30%下がったらどうする?」くらいは考えておく。

下がってから考えると、どうしても感情が先に立つからだ。

おわりに

株を買った後に株価が下がる。

これは、投資をしていれば普通に起こる。

大切なのは、含み損という数字だけを見て慌てないこと。

なぜ下がったのか。

買った理由はまだ残っているのか。

今からこの株を買うなら、どうするのか。

そこを一つずつ考えてみる。

ナンピンするのも、損切りするのも、持ち続けるのも、その後の話である。

ちなみに筆者は、株価が下がったときに「もっと下がったら買いたい」と思うことがある。

そして本当に下がると、

「いや、そこまで下がれとは言ってない」

と思う。

株式投資。

なかなか思い通りにはいかない。

だからこそ、買った後にどうするかを、買う前から考えておきたいのである。

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